1万本のサクラ、競うように 馬車はのんびり 岩手・北上の展勝地

2025/04/17 20:06 

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 サクラの名所として知られる「北上市立公園展勝地」(岩手県北上市立花)のソメイヨシノなどが見ごろを迎えている。北上川沿い約2キロにわたって、およそ1万本のサクラが競うように咲いていた。

 展勝地は1921年に開園。以来、地元住民らが遅咲きのカスミザクラなど150種ほどのサクラを育ててきた。園内ではサクラの木の間をのんびり進む観光馬車の運行や夜桜ライトアップをはじめ、今年は初めて熱気球の体験イベント(18~20日)も行われる。

 盛岡市では16日に開花したソメイヨシノ。満開は19日から20日にかけてとみられる。29日まで開催中の「さくらまつり」の臨時案内所によると、今年は満開が週末と重なったため、「期間中、昨年の20万人を上回る人出を見込んでいる」という。問い合わせは同案内所(080・8030・1765)。

【佐藤岳幸】

毎日新聞

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