ＪＲ北海道旭川支社によると、１７日午前７時ごろ、美深町のＪＲ宗谷線美深駅で、実際には運行していた名寄行き普通列車（午前７時１７分発）が駅の運行案内モニターでは誤って「運休」と表示された。利用客３人が待合室を訪れたが、その表示を見て駅から引き返し、乗車できなかったという。

　列車は始発で、客が次々に駅から離れていく様子を警備員が目撃し、誤表示に気がついた。１６日は雨の影響で運休しており、モニターの表示を遠隔発信している名寄駅では１７日も同様になるとの見込みで「運休」の表示を作成。本来はとどめるべきデータが誤って送信され、１６日夕から１７日午前７時１０分ごろまで表示された。

　旭川支社は「お客様に大変ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」としている。【谷口拓未】