柏崎刈羽原発巡る県民投票条例案、自民が反対方針 18日採決 新潟

2025/04/18 08:46 

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 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う新潟県民投票条例案は18日の県議会4月臨時会で採決される。最大会派の自民党は17日、条例案に反対する方針を決めた。これにより条例案は反対多数で否決の公算が大きくなった。

 特別委終了後、自民は議会内で賛否に関して党議を開き、意見を集約。党議後、報道陣の取材に応じた岩村良一幹事長は「知事も指摘の通り、多様な意見は(賛否)二者択一では把握することができないといった理由で『否決をする』という方向性で今固まった」と説明した。

 一方、第2会派の未来にいがたと第3会派のリベラル新潟は、修正案を共同で提出する。

 修正案は、花角英世知事が意見書で指摘した県民投票の執行に関する法技術的欠陥を取り除いた上で、誤字や誤記などを見直した内容になる。知事意見書は「二者択一の選択肢では、県民の多様な意見を把握できない」として、原発再稼働を対象にした県民投票に慎重姿勢を示したが、修正案は原案通り「賛成」「反対」の二択のままにしている。【木下訓明】

毎日新聞

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