三重県亀山市の新名神高速道路下り線で普通乗用車が逆走して計６台が絡んだ事故で、県警は１９日、乗用車を運転していたペルー国籍で、滋賀県長浜市の会社員、ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス容疑者（３４）を道交法違反（事故不申告）の疑いで逮捕した。

　逮捕容疑は１８日午前１１時ごろ、亀山市安坂山町の新名神高速道路下り線を逆走し、乗用車２台に接触して、そのまま逃走したとしている。

　ロッシ容疑者は「ぶつかったのは１台だけだ」などと供述しているという。

　事故は計６台が絡み、接触された乗用車の６０代と４０代の女性計４人が軽いけがをした。

　逆走した乗用車は群馬ナンバーで、複数人が乗車していたとの情報もあり、県警は所有者の特定を進めている。ロッシ容疑者は、事故現場から約１０キロ名古屋寄りの鈴鹿パーキングエリアまで逆走を続けたとみられ、県警は詳しい逃走経路についても調べている。【渋谷雅也】