牛じゃない! 松阪市のソウルフード「松阪鶏焼き肉」がコラボ商品に

2025/05/22 10:15 

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 三重県松阪市を代表するご当地グルメの「松阪鶏焼き肉」とフジパン(名古屋市)の看板商品「スナックサンド」がコラボレーションした新商品「松阪鶏焼き肉味&マヨ」が6月1日に発売される。「中部・北陸マルシェシリーズ」の一環で、中部(三重、愛知、岐阜の3県)、北陸(福井、石川、富山の3県)と静岡県の一部のスーパーなどで2カ月間限定で販売される。

 松阪鶏焼き肉は、かつて郊外に養鶏場が多くあった松阪市で鶏肉を特徴あるみそダレに絡めて焼いて食べていた地元のソウルフードで、2023年には「東海・北陸B―1グランプリ」で優勝した。フジパンによると、約半年前に、飲食店で鶏焼き肉を食べた製造工場の担当者らがスナックサンドで味を再現したいと、商品開発に乗り出したという。

 松阪市のNPO法人「Do it!松阪鶏焼き肉隊」が公認する甘辛いみそダレを使用し、コクのある味わいを出そうと試行錯誤を重ねた。鶏肉は食感を残してパンに挟むことができるギリギリの大きさを追求し、マヨネーズを組み合わせた。パッケージには鶏焼き肉の写真などがあしらわれ、地元愛あふれる仕上がりになった。

 発売前に試食した竹上真人市長は「みそ味とマヨネーズのハーモニーは抜群。鶏焼き肉の新しい魅力の発見になった。網で鶏肉を焼いたときのみその香りは世界共通。実際に松阪にも足を運んで鶏焼き肉を食べてほしい」と呼び掛けた。【下村恵美】

毎日新聞

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