<もっと社会人野球>NTT西、ミキハウス…5枠の激戦 27日から都市対抗近畿2次予選
混戦の近畿を抜け出すのはどのチームか――。
社会人野球の第96回都市対抗野球大会近畿2次予選が27日、開幕する。京都市のわかさスタジアム京都で14チームが代表5枠を懸けて争う。
◇NTT西のキーマンは1番
「どこが勝ってもおかしくない」。近畿地区の関係者はそう口をそろえる。
突出したチームはなく、例年通り激しく代表権を争う構図に変わりはない。そんな中で1番手に挙がるのが、4月のJABA京都大会を制したNTT西日本だろう。
秋の日本選手権出場権を懸けたJABA大会は計11大会のうち10大会を終え、NTT西日本は近畿勢で唯一タイトルをとった。
投手陣はプロ野球・阪神からドラフト1位指名を受けた伊原陵人投手が抜けたものの、ベテランから若手まで粒ぞろいだ。
JABA京都大会決勝では、35歳の14年目右腕・浜崎浩大投手が決め球のチェンジアップを武器に強打の東芝を3安打に抑えて完封した。鷺宮製作所との準決勝で先発した駒沢大出身の新人左腕・高井駿丞(しゅんすけ)投手は、七回途中まで投げて無失点と試合を作った。
打線は1番・串畑勇誠選手がキーマン。パンチ力があり、50メートル走5秒6の俊足でチームを勢いづける。
NTT西日本に続くのは、戦力が充実しているミキハウスと三菱重工Westだ。
昨年、第2代表のミキハウスは5年連続の本大会出場を狙う。
投手陣は昨季、大黒柱となる働きを見せた桜井俊貴投手への負担が大きかったが、巨人でチームメートだった左腕・高橋優貴投手が今季から加わり、厚みが増した。
守りからリズムを作って攻撃につなげるチームだけに、投手陣の出来が勝敗を左右しそうだ。
三菱重工Westは竹田祐投手がDeNA入りして抜けたが、本格派右腕・鷲尾昂哉投手を筆頭に多彩な投手がそろう。
一発が魅力の4番・西岡武蔵選手、阪神から加入し2年目を迎えた5番・北條史也選手ら強打者が並ぶ打線は相手にとって脅威となる。
2年連続の代表権を狙う日本製鉄瀬戸内は課題の打線に厚みが出てきた。DeNAから加入した小深田大地選手はJABA京都大会で2本塁打を放って存在感を示した。チームは5月のJABA九州大会で4強入りし、上り調子だ。
昨年、第1代表を勝ち取った日本生命はチーム作りの途上にある。強肩の石伊雄太捕手と好打者の立松由宇(ゆう)選手がプロ入り。JABA京都大会では投打ともに精彩を欠き、リーグ戦3連敗で敗退した。
2年目右腕・谷脇弘起投手に続く投手陣など課題が多く残るなか、都市対抗優勝4回を誇る「西の名門」が意地を見せられるか。
◇日本新薬のプロ注目エース
日本新薬はプロ注目のエース右腕・遠藤慎也投手の出来が鍵を握る。広島から左腕・戸根千明投手が加わり、投手力を軸に3年ぶりの本大会出場をつかみ取りたい。
同じく3年ぶりの出場を狙う大阪ガスは3月のJABA東京スポニチ大会で準優勝と、上々の滑り出しを見せた。だが、その後の京都、東北の両大会では投打がかみ合わずリーグ戦敗退。投手陣にやや不安を抱えるだけに、2023年に首位打者賞を獲得した三井健右選手ら打撃陣の奮起に期待したい。
パナソニックは昨年、都市対抗、日本選手権の2大大会への出場を逃した。今季から指揮を執る中本浩監督の下で雪辱に燃える。
注目は企業チームだけではない。24年の全日本クラブ選手権を制したマツゲン箕島や大和高田クラブといったクラブチームも実力をつけており、企業チーム相手にどこまで戦えるかに注目が集まる。【村上正】
◇近畿2次予選の出場チーム
NTT西日本、ミキハウス、三菱重工West、パナソニック、日本生命、大阪ガス、日本新薬、日本製鉄瀬戸内、ニチダイ、大和高田クラブ、島津製作所、YBSホールディングス、アスミビルダーズ、マツゲン箕島
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