東海第2原発、原子炉建屋で火災 溶接作業中に発火 2月にも

2025/05/30 20:57 

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 日本原子力発電は30日、東海第2原子力発電所(茨城県東海村)の原子炉建屋で火災が発生したと発表した。放射線管理区域内だが放射性物質の漏えいやけが人はなく、原電は消防などと原因調査を進めている。

 原電によると、30日午前9時50分ごろ、原子炉建屋地下1階で安全対策工事のため協力会社の社員が溶接作業をしている際にケーブルが発火。別の工事を担当する協力会社の社員が火災に気づき、消火器などで火を消し止めた。

 東海第2原発では2月にも火災が発生し、県と東海村から厳重注意を受けていた。原電の担当者は「再発防止に取り組んでいる矢先に火災を発生させてしまい、大変申し訳ない」と陳謝した。【松室花実】

毎日新聞

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