県立高跡地に大きな穴 相模原のリニア工事現場を報道陣に公開

2025/06/06 22:16 

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 JR東海は5日、相模原市緑区で建設中のリニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)の工事現場を報道公開した。地下約30メートルにある上りと下りのホームや、超高速で列車が通過する軌道など計4線の位置が確認できた。

 現場は大半が県立相原高校の跡地で、地上から地盤を掘り下げる開削工事が採用された。駅は長さ約680メートル、最大幅約50メートルの箱型構造物になる予定。今後は大型掘削機の部品をクレーンで下ろす作業などが行われる。駅西側の第2首都圏トンネル(約3・6キロ)も、1日平均約20メートルのペースで掘削していくという。

 県と相模原市は7日、工事現場横の「さがみはらリニアひろば」などで、「さがみはらリニア開放区」と称したイベントを開催する。大道芸などのパフォーマンスや、JR東海による工事概要の説明、地上からの工事現場の見学が実施される。入場無料で雨天中止。【佐藤浩】

毎日新聞

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