ダニエル・オストさん、「舞妃蓮」で創作 日本橋高島屋で展示
「舞妃蓮(まいひれん)の舞」をテーマに、ベルギー出身の世界的なフラワーアーティスト、ダニエル・オストさん(70)の作品が、東京都中央区の日本橋高島屋S.C.本館1階で展示されている。和歌山県御坊市で生まれたハスの品種「舞妃蓮」を用いた新作だ。「バレリーナのように優雅なこのハスの魅力を引き立てるのが私の役目」とオストさんは話す。
舞妃蓮の生みの親は、御坊市の高校教諭だった故阪本祐二さん。国産の大賀ハスと米国産の黄花ハスを交配させて1968年に開花に成功。朝、花弁が開き、夕方には閉じるが、花弁がねじれるように開閉するのが特徴だ。
伝統とモダン、東洋と西洋の融合など独創的な作風で「花の芸術家」と呼ばれるオストさんは、幼少期から植物に親しみ、フラワーアレンジメントの道に。これまでベルギー王室の結婚式や万国博覧会の装飾などを手がけてきた。初来日は83年。「日本では植物の心や魂と向き合いながら花を生けている」と感じ、以後、来日を重ねている。
「最も好きな花はハス」と言い、昨年7月、東京のベルギー大使館で作品を発表した際、舞妃蓮と竹を使ったアレンジメントで会場を装飾した。今回は高島屋本館1階の正面ステージに、舞妃蓮の群舞のような空間を演出した。オストさんは「このハスは、花の先端が薄いピンク色をしているが、最後はそれが白くなって散っていく。そうした花の命のうつろいが私の心に深くしみる」という。
22日まで。期間中はオストさんの花と竹によるオブジェなども展示。【明珍美紀】
-
「前川さん、心労あっただろう」 1審の元裁判官、再審無罪に気遣い
1986年に福井市で中学3年の女子生徒(当時15歳)を殺害したとして、殺人罪で懲役7年が確定し、服役した前川彰司さん(60)に対するやり直しの裁判(再審)で、…社 会 6時間前 毎日新聞
-
福岡・黒崎祇園山笠の前夜祭 8基勢ぞろい 雨の中で勇壮な競演
400年の伝統を誇る「黒崎祇園山笠」(福岡県指定無形民俗文化財)の前夜祭・山笠競演会が18日、北九州市八幡西区のJR黒崎駅前一帯で開かれた。あいにくの雨となっ…社 会 6時間前 毎日新聞
-
北九州市教委、いじめ第三者委設置が1年4カ月遅れ 「対応不適切」
北九州市教育委員会は18日、市立中に通っていた男子生徒に対するいじめについての重大事態に市教委の担当者が適切に対応せず、第三者委員会の設置が1年4カ月遅れる事…社 会 6時間前 毎日新聞
-
順天堂医院側に賠償命令 検査のリスク「十分説明せず」患者死亡
順天堂大付属順天堂医院(東京都文京区)で検査を受け、その2日後に死亡した女性患者(当時72歳)の遺族が、病院側に約2億2000万円の賠償を求めた訴訟の判決で、…社 会 7時間前 毎日新聞
-
元経理職員が2億円着服か 熊本「開新学園」 第三者委が調査
開新高校(熊本市中央区)を運営する学校法人「開新学園」は18日、経理を担当していた元職員の50代女性が約20年にわたって、計約2億円を着服していた疑いがあると…社 会 7時間前 毎日新聞