JR鹿児島線の停電、変電所の不具合か 70本超運休、2万人影響

2025/07/26 19:09 

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 26日午後0時半ごろ、JR鹿児島線の門司港(北九州市門司区)―スペースワールド(同市八幡東区)間と、日豊線の小倉(同市小倉北区)―城野(同市小倉南区)間などで停電が発生し、この区間を走行中の列車が緊急停止した。

 JR九州によると、山陽線の下関(山口県下関市)―門司(門司区)間▽鹿児島線の門司港―折尾(北九州市八幡西区)間▽日豊線の小倉―中津(大分県中津市)間――の上下線で約3時間にわたって運転を見合わせた。午後3時半に運転を再開したが、午後4時半すぎ現在で、特急列車10本、普通列車64本が運休し、約2万人に影響した。山陽新幹線や九州新幹線には影響はなかった。

 電力を供給している門司変電所(門司区)の不具合が影響したとみて、詳しい原因を調べている。

 小倉駅構内では一時、電光掲示板やエスカレーター、改札などが停電で動かなくなるなど騒然とした。

 2人の子どもを連れて近くのイベント会場を訪れた下関市の30代女性は「暑いのでバスと船で帰る」とうんざりした表情。福岡市のみずほペイペイドームでプロ野球・福岡ソフトバンクホークスのナイターを見る予定という北九州市の20代男性は「練習から見たいと思っていたのに、遅れて残念。新幹線で行く」と話した。【日向米華、竹林静、松本昌樹】

毎日新聞

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