佐賀・玄海原発にドローン3機が侵入 設備に異常なし 県警捜査

2025/07/27 01:03 

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 原子力規制委員会は27日、九州電力玄海原子力発電所(佐賀県)の構内で26日午後9時ごろ、ドローン3機の飛行が確認されたと発表した。「原子力施設の運転に影響を及ぼす恐れがある核物質防護情報」が九電から通報されたが、設備に異常は確認されていない。ドローンは敷地内では見つかっておらず、佐賀県警が捜査している。

 玄海原発は現在、1、2号機は廃炉作業中、3、4号機は運転中。4号機は27日午前9時に運転停止し、予定されていた定期検査に入る。規制委は「全号機で設備に影響を及ぼす異常情報は入っていない」としている。

 九州電力によると、原発構内にいた警備員が飛行しているドローン3機を発見。27日午前0時半ごろ、敷地内にドローンが無いことを目視やカメラで確認したという。

 ドローンは原発上空や無許可での夜間の飛行は原則として禁止されている。【木許はるみ、小川祐希】

毎日新聞

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