海の中道事故19年の日に飲酒運転容疑で職員逮捕 北九州市長「痛恨」

2025/08/26 14:49 

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 北九州市職員が道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕されたことを受け、市は26日、緊急幹部会を開き、速やかに「緊急飲酒運転撲滅対策会議(仮称)」を発足させて対応することなどを決めた。

 市などによると、逮捕されたのは八幡西区保健福祉課の重信昌容疑者(52)。逮捕容疑は25日午後3時5分ごろ、自宅近くの道路で酒気を帯びて軽トラックを運転したとしている。重信容疑者は休暇中で容疑を認めている。同日は福岡市東区の「海の中道大橋」で幼いきょうだい3人が犠牲になった飲酒運転事故からちょうど19年。このため市は事態を重く見た。

 副市長や教育長、各局長ら約30人の前で武内和久市長は「ちょうど昨日は県民にとって忘れてはならない大切な日だった。その日に職員がこのような事件を起こしてしまったのは痛恨の極み」と述べた。

 また、対策会議では1カ月以内に第1弾の対策をとりまとめる方針も明らかにした。最後に「この市役所から必ず飲酒運転を根絶する。二度と同じ過ちを繰り返さないよう断固たる決意で改革を進めていく」と語気を強めた。【反田昌平】

毎日新聞

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