電車にはねられ死亡の中学生、いじめ被害か 専門委調査へ 愛知

2025/08/26 17:37 

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 愛知県江南市で7月、男子中学生(当時14歳)が電車にはねられ死亡した事案があり、この中学生がいじめに遭っていた可能性があることが判明した。市教育委員会はいじめ防止対策推進法の「重大事態」に当たるとし、専門委員会を設置して事実関係を調査することを決めた。関連経費を盛り込んだ補正予算案を9月市議会に提案する。

 市教委によると、中学生は7月下旬、市内の踏切で電車にはねられて死亡した。市教委が学校などから事情を聴くなどしたところ、いじめを受けていた可能性があることが確認されたという。

 これを受け、市教委は教育や法律の専門家など第三者による専門委員会の設置を決めた。事実関係を明確にするほか、いじめが確認された場合には再発防止策なども検討する。調査は10月からスタートさせる予定。

 市教委の担当者は「ご家族の心情や意向も尊重しながら、できるだけ早く委員会を始めたい」としている。【川瀬慎一朗】

毎日新聞

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