台風15号、高知に上陸 関東甲信では線状降水帯発生の恐れ

2025/09/05 08:38 

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 気象庁は5日、台風15号が午前1時ごろに高知県宿毛(すくも)市付近に上陸したと発表した。時速15キロ程度で東北東に進んで高知県を抜け、午前9時ごろには和歌山県北部に上陸した。

 気象庁によると、台風の接近に伴い宮崎県では4日夜に線状降水帯が発生。県内各地の降水量(アメダスによる速報値)は都農(つの)町で3日午前9時から4日午後10時にかけて478ミリ、日向(ひゅうが)市で431・5ミリだった。大分県佐伯(さいき)市では3日午後6時から5日午前4時にかけて288ミリ、熊本県湯前(ゆのまえ)町で115ミリに上った。

 台風は今後、西日本から東日本の太平洋側を東に進む見通し。台風や、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気と本州付近にのびる前線の影響で、西日本から北日本にかけて、5日は大気の状態が不安定となり、台風から離れた地域でも雷を伴った大雨となる恐れがあるという。

 また、関東甲信地方では、この日昼前から夜のはじめごろにかけて線状降水帯が発生する可能性がある。

 5日午前6時から6日午前6時までに予想される各地方の24時間の降水量は、多い所で東北120ミリ、関東甲信300ミリ、北陸80ミリ、東海250ミリ、近畿150ミリ、中国80ミリ、四国120ミリ。【妹尾直道】

毎日新聞

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