SLやまぐち号、線路上で立ち往生 乗客200人はバスで駅へ

2025/09/15 21:12 

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 JR山口線の新山口(山口市)―津和野(島根県津和野町)間を走る観光列車「SLやまぐち号」が15日正午過ぎ、仁保駅(山口市)から約4・5キロの線路上で車両不具合となり、線路上で停止した。約3時間後に自力で仁保駅へ戻ったが、その後の運行は打ち切られた。乗客約200人は、JR西日本が手配したバスで仁保駅から新山口駅や津和野駅などに向かった。けが人はいなかったという。

 現場にいたJR西社員によると、機関車右側の動輪付近が異常に過熱したとみられる。「やまぐち号」は午後5時半、救援の機関車にけん引されて仁保駅から新山口駅へ向かい、午後6時40分ごろに到着した。JR西は近日中に車両を調査する。

 「やまぐち号」はD51形蒸気機関車とレトロ客車5両で構成。2025年は、12月21日までの土日・祝日を中心に運行する計画となっている。【杉山恵一】

毎日新聞

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