ANA旅客機の前輪が破損 羽田離陸時に滑走路の照明に接触か

2025/10/14 10:57 

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 東京・羽田空港を離陸し、山口県の岩国空港に向かっていた全日空639便(ボーイング737―800型)が13日午後10時ごろ、離陸時に前輪が滑走路の照明に接触した可能性があるとして、羽田空港に引き返した。乗客乗員計174人にけがはなかった。羽田の滑走路脇の照明は破損し、破片が散乱していた。

 国土交通省東京空港事務所と全日空によると、同便は13日午後9時ごろにD滑走路を離陸。直後にパイロットから管制官に「滑走路灯に接触したようだ」と連絡があり、羽田に引き返した。

 同便は羽田に着陸後、誘導路上で自走できない状態となった。点検したところ、前輪のタイヤ2本が破損していた。破損した状態で着陸した可能性があるという。

 羽田のD滑走路では4月にも、北九州行きの日本航空(JAL)機が離陸時に照明に接触し、運航を取りやめたケースがあった。

 全日空は「お客様や関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントした。【山田豊】

毎日新聞

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