納豆ポテチを作ろう 福島市とカルビー、新プロジェクトに学生初参加
福島市と製菓大手カルビー(東京都)がタッグを組み、納豆を使った新しいポテトチップスを開発するプロジェクトが動き出した。同市が納豆への2024年の1世帯当たりの年間支出額で2年ぶりに全国トップとなったのを受けた取り組みで、納豆を愛する学生らを募ってアイデアを練るワークショップの初会合が14日、同市街なか交流館(同市栄町)で開かれた。
カルビーは2016年、旧飯野町(現福島市)出身の伊藤秀二社長(当時、現シニアアドバイザー)のアイデアからポテトチップスいかにんじん味を発売し大ヒット。翌17年からの47都道府県ご当地ポテトチップスの商品開発につながった。
ただ、同社によると地元でのワークショップ開催は珍しいという。福島市からは「納豆の消費が日本一ということを広くPRしたい」と要望があったことと、納豆という広く普及している食材で差別化を図ることを両立させるためには「地元の皆さんから広くアイデアを募る必要がある」と開催の狙いを説明する。
ワークショップには学生9人と納豆料理を提供する飲食店の経営者、カルビー社員らが参加。伊藤さんも駆け付け「大事なのは福島に関心を持ち続けること。その関心がアウトプットになって全国に伝わる。その気持ちを大切にして自分の意見をどんどん出してください」と激励した。
納豆風味をベースに、タレやからし、さらに地元でよく刻んで交ぜるという白菜の漬物のフレーバーを加えた4種類の試作品を試食。アンケートの結果、白菜漬物風味を商品化すると決め、さらに改善点やパッケージデザインを話し合った。
福島大食農学類2年の佐々木優那さん(20)は、やはり納豆が人気の秋田市出身で「インパクトが必要なのでもっと納豆の味が強い方が良いと思った。将来は食品産業の商品開発を目指しているので、とても良い経験になります」と話した。
来年2月の2回目で改良品を磨き上げ、7月10日の「納豆の日」前後の発売を予定している。【錦織祐一】
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