流氷、網走市が独自で観測へ 気象台の目視終了受け

2025/12/30 09:45 

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 北海道の網走、稚内、釧路地方気象台での目視による流氷観測が今冬から実施されなくなることを受け、網走市は独自観測を行うことにした。オホーツク流氷館内の天都山展望台からの定点観測で「流氷初日」「流氷接岸初日」「流氷終日」を発信する。

 オホーツク流氷館を運営する網走観光振興公社の職員が毎日午前10時と午後2時の2回、流氷を目視する。網走地方気象台からの助言を受け、これまでの観測データも参考にする。

 網走市では流氷観光砕氷船おーろらの運航など流氷観光も盛んで、網走市は「流氷観光のシーズンを告げるために重要な情報提供になる」と話している。

 「流氷初日」は、目視で流氷が確認できた最初の日、「流氷接岸初日」は、流氷で沿岸水路がなくなり船舶が航行できなくなった最初の日、「流氷終日」は目視で海面の流氷が見られた最後の日。【本多竹志】

毎日新聞

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