武将気分で「戦国メシ」を 石田三成ちなむ雑炊も 滋賀で周遊ラリー

2025/12/31 12:00 

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 「腹が減っては旅はできぬ」とばかりに、びわこビジターズビューローと滋賀県は「戦国メシ」と称する戦国時代にちなんだ料理やスイーツを提供する県内の飲食店を武将気分で巡る観光キャンペーン「『戦国メシ』周遊ラリー」を実施している。来年2月28日まで。

 戦国メシとは、戦国時代の武将やエピソード、イメージにちなんだ飲食品。周遊ラリー加盟店舗を訪れて「応募カード」を入手、応募用紙に貼り付けて応募すると、抽選で近江牛(5人)や琵琶湖ホテルペア宿泊券(1人)が当たる。

 安土城考古博物館(近江八幡市)のレストランはレーズンとグリーンピースを浅井軍と織田軍に見立てた「戦国合戦カレー 姉川の戦い」を提供。新名神高速道路(上り線)甲南パーキングエリア(甲賀市)では、手裏剣型に盛り付けられた黒い皮の「忍者餃子(ぎょうざ)」が味わえる。また、石田三成が処刑前に食べたとされるニラの雑炊にちなむくつろぎDINING風花(彦根市)の「三成最期の晩餐(ばんさん)ニラ雑炊」は県外の「歴女」に人気という。

 ほかにもラーメンやチャーハン、ロールケーキ、カクテルなどもあり、加盟店は30店舗を超える。加盟店は、特設サイトで紹介している。

 自著「#石田三成のつぶやき」(サンライズ出版)PRのため県庁を訪れた歴史系人気インフルエンサーのZIBUさんは記者の質問に「『三成めし』など親しみやすい食べ物で、お祭りのように盛り上がることは素晴らしい取り組みだ」と絶賛した。【北出昭】

毎日新聞

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