<1分で解説>韓国・航空機事故 発生1年、真相明らかにならず

2025/12/31 15:47 

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 韓国南西部の務安(ムアン)国際空港で179人が死亡した旅客機事故から1年を迎えました。事故の原因調査は続いていますが、真相はまだ明らかになっていません。中間報告書の公表も延期されています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「韓国・務安空港の旅客機事故から1年」を解説します。

Q 務安国際空港の旅客機事故ってどんな事故だったの?

A 韓国南西部の務安国際空港で、チェジュ航空のチャーター便が着陸時に事故を起こし、179人が亡くなった大きな事故です。

Q 事故はいつ起きたの?

A 事故は2024年12月29日に発生しました。

Q どんな状況で事故が起きたのかな?

A バンコクを出発した旅客機が、着陸前に遭難信号を出し、胴体着陸を試みましたが、減速できずに滑走路の先にあった高さ約2メートルのコンクリート構造物に激突しました。

Q 事故の原因はわかっているの?

A 着陸前にエンジンが鳥を吸い込む「バードストライク」があったとされていますが、なぜ着陸装置が作動せず胴体着陸になったのかはまだ解明されていません。

Q 滑走路の先にあったコンクリート構造物は問題だったの?

A 本来は衝突時に壊れやすい構造にすべきですが、堅いコンクリート構造物がそのまま設置されていた理由も明らかになっていません。

Q 今後の調査や報告はどうなるの?

A 国土交通省は今年末までに中間報告書を出す予定でしたが、遺族の反発で延期され、政府は調査委員会を独立した機関にする手続きを進めています。

毎日新聞

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