山手線など運転見合わせ、混乱広がる 線路上に降ろされた乗客も

2026/01/16 11:12 

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 16日午前3時50分ごろ、JR山手線の新橋―品川間にある変電所でトラブルが起き、停電が発生した。この影響で山手線の内回り・外回りと京浜東北線、東海道線の全線が一時、運転を見合わせた。他の路線や地下鉄、私鉄でもダイヤが乱れ、各地の駅で混乱が続いた。

 JR東日本によると、この日の始発前に変電所で架線への送電を開始しようとしたところ、電気が正常に流れず、停電した。詳しい状況を調べている。

 京浜東北線では列車2本が駅間で停止し、乗客全員を線路上に降ろした。乗客は近くの駅まで歩いた。

 一方、警視庁と東京消防庁によると、16日午前7時55分ごろ、JR田町駅(港区)の線路内の電気配線から出火し、変圧器1台が焼けた。出火によるけが人はおらず、停電との影響は分かっていない。

 トラブルは通勤ラッシュの時間帯を直撃し、JRの各駅では混乱がみられた。常磐線や高崎線が乗り入れる上野駅では、多くの通勤客や観光客が足止めを食った。改札には乗客が詰めかけてほとんど動かない状態となり、途方に暮れる人も。スマートフォンで運行状況を確認したり、駅員に代替の交通手段を確認したりする人の姿も目立った。

 16日午前6時に前橋市を出発したという会社員の男性(57)は、乗っていた電車の行き先が途中で上野駅止まりに変更に。東京駅から新幹線で関西に出張する予定だったが混雑する改札から出られず、「取引先には事情を説明して了解してもらったが、予定を全て変更しないといけない。焦っても仕方ないが、ここまで電車が止まるのは困る」とため息をついた。【森田采花、金森崇之、五十嵐隆浩】

毎日新聞

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