マチャド氏とトランプ氏が会談 ノーベル平和賞のメダル「贈呈した」

2026/01/16 09:43 

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 トランプ米大統領は15日、2025年のノーベル平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者マチャド氏とホワイトハウスで会談した。2人が対面で会うのは初めて。

 マチャド氏は終了後、トランプ氏に「ノーベル平和賞のメダルを贈呈した」と記者団に明かし、その理由としてベネズエラ国民の自由に対するトランプ氏の貢献を挙げた。トランプ氏は自身のソーシャルメディアへの投稿で、贈呈を受けたとし、「相互の敬意を示す実に素晴らしい心遣いに感謝する」などと述べた。

 トランプ政権は26年1月3日にベネズエラを軍事攻撃し、マドゥロ大統領の身柄を拘束した。マドゥロ政権から政治的弾圧を受けて国外に逃れているマチャド氏は、トランプ政権を称賛。ノーベル平和賞をトランプ氏に譲りたいなどと発言していた。これに対し、ノーベル賞委員会は、賞の取り消しや共有、他者への譲渡はできないとの声明を出していた。

 会談の内容は明かされていないが、マチャド氏は早期の野党側への政権移行を目指してトランプ氏に支援を訴えたとみられる。トランプ氏は投稿で「マチャド氏に会えたことはこの上ない光栄だった。彼女は数多くの困難を乗り越えてきた素晴らしい女性だ」と称賛した。

 ただし、トランプ政権は作戦後、副大統領から暫定大統領に就任したロドリゲス氏が米国との協調姿勢を示したため、ベネズエラ情勢の安定を重視する立場から暫定政権との協力を当面進める構えを示している。

 トランプ氏はマチャド氏に関して「素晴らしい女性だが、尊敬されていない」と評し、指導者になるのは難しいとの認識を示してきた。ホワイトハウスのレビット報道官は15日の記者会見で、トランプ氏の見解が変わっていないか聞かれ、「大統領の見解は現地の実情に基づくものだ。現実的な見解であり、現時点でも変わっていない」と答えた。【ワシントン西田進一郎】

毎日新聞

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