首相官邸を出た31秒後… 内閣府の公用車、時速130キロで衝突か

2026/01/29 18:23 

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 内閣府の公用車が赤信号の交差点に進入して起きた多重事故で、警視庁交通捜査課は29日、公用車が最初に交差点内で乗用車に衝突した際、時速約130キロに達していたと明らかにした。公用車はアクセルが踏み込まれたまま、首相官邸を出た31秒後に事故を起こしたとみられ、警視庁は経緯を調べている。

 事故は1月22日午後6時35分ごろ、東京都港区赤坂1の外堀通り(都道)にある「特許庁前交差点」で起きた。公用車のほか乗用車やタクシー、ごみ収集車など計6台が絡み、タクシーの乗客だった男性(32)が死亡、6人が重軽傷を負った。

 警視庁によると、公用車の制御記録を分析したところ、官邸を出て22秒後にアクセルが強く踏み込まれ、事故があった交差点には時速127キロで進入していた。ブレーキは踏まれなかったとみられる。首相官邸から現場までの距離は約350メートルだった。

 公用車は内閣府から委託を受けていた会社の男性(69)が運転していた。重傷を負って入院中のため、警視庁は回復を待って事情を聴く方針。内閣府の審議官ら同乗していた2人も脚の骨を折る重傷を負った。【菅野蘭】

毎日新聞

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