福岡図書館3人刺傷 容疑者、包丁は「自宅から」 計画的事件か

2026/02/21 18:08 

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 福岡市早良区の市総合図書館で男女3人が刺されるなどした事件で、殺人未遂容疑で逮捕された同区西新5、無職、吉井辰夫容疑者(61)が「包丁は自宅から持ってきた」と供述していることが捜査関係者への取材で明らかになった。福岡県警が現場で押収した刃物は新品ではない刃渡り約17センチの三徳包丁で、血液が付着していたことも判明。県警は凶器とみて調べており、図書館の来館者を無差別に襲うために包丁を持参した計画的な事件との見方を強めている。

 事件は閉館間際の19日午後7時50分ごろ、図書館1階で発生。防犯カメラ映像などから、来館者の80代の男性が腹を刺された後、同じく来館者の女性(50)が首を切りつけられ、70代の男性警備員が手に切り傷を負いながら吉井容疑者を取り押さえた状況が明らかになっている。県警は21日、吉井容疑者を女性への殺人未遂容疑で福岡地検に送検した。

 捜査関係者によると、吉井容疑者は被害者3人と「面識はない」と説明。県警は防犯カメラ映像や目撃証言を精査しているが、事件前に吉井容疑者と被害者らが口論していた状況などは確認されていない。一方で防犯カメラには、容疑者とみられる人物がトイレから出た直後、80代の男性をいきなり襲う様子が映っていた。これらの状況を踏まえ、県警は吉井容疑者が館内で目に入った人々を立て続けに襲った可能性が高いとみて動機を追及している。【川畑岳志、金将来、栗栖由喜】

毎日新聞

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