民間小型ロケット「カイロス」3号機、打ち上げ失敗 3度目の挑戦も

2026/03/05 11:54 

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 宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京都)は5日、和歌山県串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から、人工衛星を搭載した小型ロケット「カイロス」3号機を打ち上げたが、第1段エンジンの燃焼中に飛行を中断した。同社は「ミッション達成困難と判断した」としている。2024年に打ち上げた初号機と2号機も失敗しており、3度目の挑戦も成功とはならなかった。午後3時から開く記者会見で詳細を説明する。

 カイロスは全長約18メートルの固体燃料式小型ロケット。3号機は当初、2月25日の打ち上げを予定していたが、天候などの影響で延期し、再設定された3月1日と4日も発射直前に中止していた。国内外の小型衛星5基を搭載しており、これらの軌道投入に成功すれば民間単独としては国内初となるはずだった。

 同社は、キヤノン電子やIHIエアロスペースなどが出資して18年に設立された。世界的に小型衛星の打ち上げ需要が高まっていることから、低コストかつ高頻度で宇宙へ衛星を送る「宇宙宅配便」の商用化を目指し、30年代には年間30機の打ち上げを計画している。【駒木智一、藤木俊治、大澤孝二、加藤敦久】

毎日新聞

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