偽造「ボンドロシール」大量に国内へ 東京税関、水際でせき止め
国内には日々、海外からありとあらゆる「偽物」が入ってくる。玩具や衣類、電化製品――。2025年、中でも圧倒的に多かったのは、各地で売り切れが続出する子どもたちに人気の「シール」だったという。
こうした「知的財産権」を侵害する品々を見破り、水際でせき止めるのが税関だ。
◇子どものブームが背景に
東日本の1都6県を管轄する東京税関が25年に輸入を差し止めた「知的財産侵害物品」の概要をまとめた。それによると、4253件(24万6000点)のうち6割超(2706件)が中国から発送されていた。品物数ベースでは全体の44%(10万8000点)がシールやステッカーだった。
大阪市の文具メーカーが24年に立体感と独特のつやが特徴の「ボンボンドロップシール」を発売。以降、シールは小中学生を中心に大ブームになっている。流行を背景に、国外から偽造品が大量に流れ込んでいるとみられる。
件数別では、ほぼ半分を衣類とバッグ類が占めた。デジタルカメラ用のバッテリーや乳児の抱っこひも、化粧品もあった。税関によると、見た目が似ていても品質で劣り、事故や健康被害につながるおそれがあるという。
◇偽物は没収
メーカーから正規品に関する資料提供がある場合、税関はそれを基に真偽を判断する。偽物と分かった物品は没収し、宛先には届かない。
差し止め件数の6割は郵便物だったといい、担当者は「多くがネット通販だろう。安くても大手サイトで買ったから本物だと思わず、迷ったら正規店で買ってほしい」と話している。【菅野蘭】
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