<eye>復興途上の大熊 若者が後押し
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故によって全町避難となった福島県大熊町。2019年4月に避難指示が一部解除され、本格的な復興が始まった。
事故から15年。震災経験を糧に町の復興の力になろうと意気込む若い世代に会った。
堀本大樹(たいき)さん(30)は町立大熊中学校(現在は廃校)出身で、震災当日が卒業式だった。事故で家族と避難先を転々とする中、ボランティアが祖父をマッサージで癒やす姿を見た。
「自身の体一つで困っている人の助けになれるって素晴らしい」。専門学校でしんきゅう師や柔道整復師の資格を取得した。町に帰還した高齢者や福島県いわき市に避難している町民を施術する。施術中は町の思い出話に花が咲く。
復興が進むにつれ、「昔の大熊」は姿を消しつつある。町内唯一の中学校だった大熊中の解体もその一つだ。堀本さんは、自身の患者が寂しさを感じていることを知り、校歌に合わせて体を動かす「おおくま体操」の動画を作成した。
堀本さんは記憶にある大熊と今の大熊は全然違うと感じている。だからこそ「震災前の町のものを残したかった」と話す。
「おおくままちづくり公社」職員の藤井雅さん(22)は町で復興支援を手がける。帰還住民の見守りや、震災後に移住した住民との「関係づくり」などが主な仕事だ。
「原点には友人の死がある」。仙台市出身の藤井さんは小・中学時代に仲が良かった同級生を自死で亡くした。友人は津波で母親らを失い、その後の生活に苦悩していた。
友人の死後、「震災」というキーワードが心の中にあり、今の仕事に就いた。「人知れず悩みを抱えた町民がいれば、住民同士が助け合うつながりを構築したい」と力を込める。
人口約1・1万人だった大熊町の今年2月末の町内居住者は1530人。うち帰還者は339人となっている。
かつては町の中心地だったJR大野駅周辺を歩いた。除染などで建物は軒並み解体され、更地が目立つ一方、集合住宅が建設中だった。街づくりを一からやり直しているように見えた。
藤井さんは「建物を残すのは難しい。ただ町民が話すなまりや文化、行事など受け継いでいけるものがあるはず」と静かに話した。写真・文 平川義之(福島県大熊町で撮影)
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