熊本地震で被害の県道熊本高森線、全線開通 復興の象徴事業完了

2026/03/20 20:42 

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 2016年4月の熊本地震で大きな被害を受け、熊本県が復興事業として4車線化を進めてきた同県益城(ましき)町などの県道熊本高森線が20日、約3・8キロの全線で開通した。熊本地震から10年となるのを前に、県が「創造的復興」の象徴と位置付けてきた4車線化事業が完了した。

 震度7を2回観測した益城町の熊本高森線では、住宅が倒壊して道路をふさぎ、避難や支援に支障が出た。このため県は、防災機能の向上や渋滞緩和を目的に、19年1月から熊本市東区―益城町寺迫間で4車線化工事を進めてきた。

 このうち熊本市側から約1・6キロ区間は24年4月までに段階的に開通し、残る約2・2キロ区間が20日に開通した。道幅を10メートルから27メートルに拡幅し、歩道や自転車道も整備した。

 開通式で木村敬知事は「益城町の復興なくして熊本地震からの復興はないという考えから、町の皆様と心一つに創造的復興に全力で取り組んできた」とあいさつ。西村博則・益城町長は「より一層災害に強く、安心安全なまちづくりを推進することで、住みたいまち、住み続けたいまち、次世代に継承したいまちを実現していきたい」と述べた。【日向米華】

毎日新聞

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