増えるカスハラ対策強化 小田急、全駅で係員が小型カメラ装着

2026/04/15 15:15 

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 小田急電鉄は16日から、カスタマーハラスメントなど駅構内でのトラブル対応のため、駅係員が装着する小型カメラを全70駅で導入する。異常発生時の現場を録画することで、状況の正確な把握やトラブルの拡大防止に役立てる。

 カメラはスマートフォンよりやや小さいくらいの大きさで、駅係員の制服の胸部にクリップなどで装着する。駅構内の巡回時や、カスハラ、駅利用客間のトラブルなどが起きた際に身に着け、不審物の有無なども含めた状況を記録する。

 プライバシーに配慮し、録画はこうした場合に限って行うほか、カメラ使用時は前部の部品が赤く点滅し「録画中」の文字も表示される。同社は「録画データは駅長の管理下で適切に保管し、定めた目的以外では一切使用しない」と説明している。カメラは最大50時間分のデータが保存でき、古い記録から順次消去されるという。

 同社によると、暴力・暴言を含むカスハラの発生件数は増加傾向にあり、対応の強化を検討していた。カメラ装着は昨年から複数回の試行を経て、効果があるとみて計90台を本格導入した。全駅で実施するのは全国で同社が初めてだとしている。【田村佳子】

毎日新聞

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