葉月みのりの田植え開始「おいしい新米届けたい」 新潟・柏崎

2026/04/15 15:42 

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 新潟県柏崎市藤井の水田で15日、成熟期の早い極早生(ごくわせ)品種「葉月みのり」の田植えが始まった。8月(葉月)に収穫できることに由来する葉月みのりは本格栽培が始まってから今年で8年目。県内では最も早い「8月の新米」として定着した感もあり、JAえちご中越では「8月下旬にはおいしい新米を食卓に届けたい」としている。

 葉月みのりは、コシヒカリとこしいぶきの特徴を受け継ぎ、大粒で甘みが強く、炊き上がりの艶が良いとされる。他品種と収穫や販売の時期が重ならず、市場にいち早く流通できるメリットがある。

 栽培に取り組む生産者・面積は年々増加し、今年は過去最大の規模となる見通し。柏崎・刈羽地域の生産者63人が水田160ヘクタールで作付けし、800トンの収穫を目指す。

 15日は葉月みのりの栽培に取り組んで7年目という「田村農産」で田植えがあった。三上雅社長(48)は「昨年は物価高騰、夏場の高温障害でダメージを受けた。夏場の高温が常態化してきているので、水や肥料の管理を確実にしたい。消費者、生産者双方が納得できる安定した価格になればいい」と話した。

 収穫はお盆前を予定し、8月20日ごろに県内のスーパーやJA直売所での一斉販売開始を目指す。

 JAえちご中越経営管理委員会の力間利昭・柏崎地区委員長(69)は「昨年(の米価)は史上最高値とも言われたが、現状では米が余っており、多少値下がりするのではないか。早期米の需要はいっぱいあるので(県が開発した新潟米の極早生品種)『なつひめ』と一緒に伸ばしていけたらいい」と話した。【内藤陽】

毎日新聞

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