教員集団の「盗撮共有」 チャット開設の元教員に懲役2年6月判決

2026/04/16 13:43 

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 教員グループが女子児童の盗撮画像などをSNSのグループチャットで共有したとされる事件で、チャットの開設者とされ、性的姿態撮影処罰法違反などの罪に問われた名古屋市立小の元教員、和田(旧姓・森山)勇二被告(42)に対し、名古屋地裁は16日、懲役2年6月(求刑・懲役4年)の判決を言い渡した。一連の事件で実刑判決が言い渡されるのは2人目。

 西脇真由子裁判官は判決理由で、女児を盗撮しただけでなく画像を共有したことについて「どのような形で悪用されるか分からない危険な状態を作出し、卑劣だ」と非難した。

 孤独感からSNSを始めてグループチャットを作り、「公になればクビになる条件が同じなので画像が外部に流出することはない」などとの考えから画像を共有した点については「身勝手な動機に情状酌量の余地はない」と指摘。

 盗撮行為や盗撮画像の共有以外にも、女児のリコーダーに体液を付着させる行為も繰り返していたとし、「被害児童が受ける羞恥心、嫌悪感等の精神的苦痛は大きい」などとして、実刑は免れないとした。

 判決によると、2024年9月、校外学習先の名古屋市内の消防署で当時9歳の女児の下着を撮影し、チャットに送信して共有。24年10月~25年6月には、自宅で7人の女児のリコーダーなどに体液を付け、汚損した。【渋谷雅也】

毎日新聞

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