新潟の最高級コメ「米山プリンセス」 元タカラジェンヌら手植え

2026/05/01 16:21 

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 新潟県柏崎市の認証米「米山プリンセス」の今年度産の作付けが1日、同市加納の水野美保さん(58)の水田で始まった。コシヒカリは通常、10日以降に田植えをして、9月中旬以降に収穫するが、作業の分散化といち早く新米を消費者に届けるため昨年度に続き8月に収穫する「早植え」の実証実験に取り組む。

 米山プリンセスは、2018年度に作付けが始まった柏崎産コシヒカリの最高級ブランド。おいしさを示す食味値85点以上▽固さと粘りに関係するたんぱく質含有量6%以下▽1・9ミリ以上の粒の大きさ▽1等米――など厳しい認証基準をクリアしなければならない。26年度は30人の農家・農業法人が栽培に取り組み、このうち早植えには6人が挑戦する。昨年は4人が挑み、認証は1人だけだった。

 1日に田植えを始めた水野さんは19年度から米山プリンセスの栽培に取り組み、3回認証を受けている。所有する水田15ヘクタールに葉月みのりやこしいぶき、新之助などを栽培。このうち米山プリンセスは50・3アールで栽培し、早植えには20アールほどを充てる。収穫は8月下旬~9月上旬の見込みで、水野さんは「特別に手をかけて育てると失敗しがちなので、他品種と同じように管理したい」と話した。

 一方、この日は「米山プリンセス」アンバサダーの元タカラジェンヌでアーティストの越乃リュウさんと桜井雅浩・柏崎市長も田植えに加わった。あいにくの天候と強風で、当初予定していた田植え機から手植えに変更となったが、越乃さんは髪の毛を振り乱し、足が抜けない水田に悪戦苦闘しながらも作業に没頭。タフな「アンバサダー魂」が周囲の共感を呼んでいた。

 アンバサダー就任4年目の越乃さんは「思いがけず手植えを体験し、自然と向き合う農業の大変さを改めて痛感した。心を込めて全国の皆様にPRしたい」と話した。【内藤陽】

毎日新聞

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