新潟市、民生委員らに提供の名簿1万5000人分を紛失

2026/05/01 14:34 

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 新潟市は1日、民生委員や児童委員に提供していた高齢者や18歳未満の子どもの住所や名前などが記載された名簿、約1万5000人分を紛失したと発表した。市によると、外部への情報流出などは確認されていないという。上所美樹子・福祉部長は「市の情報管理体制の不備によるもので深く反省している」と陳謝した。

 紛失したのは、18歳未満の「児童名簿」170区域1万1949人分▽「高齢者名簿」15区域2486人分▽災害時に支援が必要な人の「避難行動要支援者名簿」1区域13人分――の計1万4448人分。

 市によると、昨年12月に民生委員を一斉改選(定数1375)し、新任委員へ名簿などを引き継いだ際、39人分の児童名簿が誤廃棄されていたことが判明。今年2月にすべての名簿を点検したところ、紛失が明らかになったという。

 この中には委員自らが古い名簿だと判断して廃棄したものや、市に返却された際に市が廃棄したものも多いというが、市は記録を残しておらず、このような場合も紛失と判断した。

 市は名簿について、委員に外部の持ち出し禁止を要請していたものの、所在の確認などはしておらず、明確な管理方法もなかった。

 再発防止に向けて、市は名簿を管理する記録簿を新たに作成し、名簿管理を徹底するため委員への研修などを実施するという。また、紛失した名簿に記載されていた市民に対しては、個別に文書を送付するという。

 民生委員の任期は3年。2026年4月1日現在、1296人に委嘱されており、見守り活動を通じて支援が必要な人の相談に応じ、課題解決に向けた支援などの活動に取り組んでいる。【福富智】

毎日新聞

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