「虐殺やめろ」ナクバの日にガザ侵攻抗議 200人がデモ 大阪

2026/05/19 05:15 

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 1948年5月15日のイスラエル建国に伴い、パレスチナ人が命や土地を奪われ、70万人以上が難民となったことは「ナクバ」(大惨事)と呼ばれる。この日に合わせて、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への侵攻などに抗議するデモが16日、JR大阪駅前であり、市民約200人が「土地を奪うな」「虐殺やめろ」などと訴えた。

 毎年、ナクバの日の前後はパレスチナをはじめ世界中でデモなどが開かれている。大阪では、市民らでつくる「関西ガザ緊急アクション」が呼びかけた。

 ガザでは2023年10月からイスラエルが大規模侵攻を続け、これまでに約7万3000人が命を奪われた。ガザ保健当局によると、25年10月の停戦発効後に800人以上が犠牲になっているという。

 デモでは老若男女がマイクを握った。「70年以上前に起きたナクバの悲劇は、今もパレスチナの人々へのジェノサイド(大量虐殺)という形で続いている。私たちはこの世界を分かち合っている。だからこそ、互いを守るために共に声を上げなければ」とスピーチした人もいた。

 ガザでは多くの建物はがれきと化し、十分な食料や医療品などが届けられていない。娘が暮らす日本に初めて来たというウズベキスタン人男性(47)は「パレスチナに行ったことはないが、イスラム教徒の彼らは兄弟で家族だ。ここにいる人たちのように、私たちが各国から支えれば、正義と真実が勝利するだろう」と話した。男性の娘(23)は「パレスチナの人々が自由に出歩けて、悲惨なことを考えずに済み、子どもたちや全ての人が安全になる日が来ますように」と願った。【矢追健介】

毎日新聞

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