呼吸器外れ生後7カ月男児に重度障害 病院に1億円超支払い命令

2026/06/05 17:52 

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 愛知県長久手市の愛知医科大病院で2018年、入院中だった生後7カ月の男児が重い障害を負ったのは看護師らの対応に問題があったとして、両親が病院に計約1億7000万円の支払いを求めた訴訟で、名古屋地裁は5日、病院の過失を認め、約1億2000万円の支払いを命じた。

 判決などによると男児は18年7月、激しいせきで救急搬送され、ウイルス性気管支炎の疑いで総合集中治療室(GICU)に入院した。入院3日目、看護師が体位を変えるために体を持ち上げてベッドに下ろした際、人工呼吸器の管が外れて約30分間、心停止となり重度の低酸素脳症となった。片山博仁裁判長は人工呼吸管が外れた際の対応について「看護師らは直ちに医師に連絡し、再び挿入する義務があった」などと指摘した。

 女性看護師3人は業務上過失傷害容疑で書類送検されたが不起訴処分となった。両親は23年3月、損害賠償を求める訴訟を起こしていた。

 男児は現在もGICUで治療中。判決後に取材に応じた母親は「理不尽な逆境の中を懸命に生きてきた息子に判決を伝えたい」と話した。病院は「判決文が届いておらず、詳細なコメントは差し控える」とした。【渋谷雅也】

毎日新聞

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