グッドスピード株でインサイダー取引疑い 元会社役員に課徴金

2026/06/05 18:05 

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 未公表の株式の公開買い付け(TOB)情報を基にインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会は5日、金融商品取引法違反の疑いで愛知県の元会社役員の男性(40代)に課徴金656万円を納付させるよう金融庁に勧告した。

 監視委によると、石油製品販売の宇佐美鉱油が2024年3月1日、自動車販売のグッドスピード(名古屋市)株式のTOBを実施。それより前にグッドスピードの役員が取引関係にあった会社の役員で知人の男性に未公表情報を伝達した。

 男性はTOB公表前の24年2月26~27日に計2万5700株を他人名義の口座で1911万500円分買い付け、約275万円の利益を得たという。当時グッドスピード社は東証グロースに上場していたが、現在は上場廃止しており、宇佐美グループ中核会社の宇佐美鉱油の子会社になった。

 監視委の担当者は「株取引に高い規範意識を持つことが求められる上場会社役員が、公開買い付けなどの事実を伝達したことによる違反行為で非常に悪質」と語った。【山田豊】

毎日新聞

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