プレート境界で地震、「ドップラー効果」で揺れ増幅か 青森6強
25日午前7時半ごろ、青森県で震度6強を観測する地震があった。震源は岩手県沖で震源の深さは44キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7・2と推定される。気象庁によると、2~3時間は若干の海面変動が続く可能性があるが、津波被害の心配はないという。
この地震について、筑波大の八木勇治教授(地震学)は「太平洋プレートと陸のプレートとの境界で起きた地震」と分析。周辺では、4月20日に青森県で震度5強を観測したM7・7の地震が起きるなど、2025年11月ごろから地震活動が活発になっている。
◇専門家「巨大地震への対策を」
三陸沖では1994年に三陸はるか沖地震(M7・6)が起きて以降、しばらく活発な地震活動のないエリアがあり、プレート同士が強くくっついた場所「固着域」にひずみがたまったまま割れ残っていると考えられる。
八木教授は今回この固着域はほぼ動かず、割れ残りは依然存続しているとみる。「M8に近い地震がいつ起きてもおかしくない状況だ。巨大地震の発生を前提に対策を立てておくことが重要だ」と指摘した。
東北大の吉田圭佑准教授(地震学)も「4月20日の地震の北西で起きたとみられる。三陸はるか沖地震で破壊された場所の深部を壊したようだ」と話す。
その上で、揺れが大きかった理由について、震源が陸に近かったことに加え、「ドップラー効果によって増幅された可能性がある」と指摘する。救急車の進行方向とサイレンの音の関係のように、地震波と断層の破壊の方向がそろうと地震の揺れが増幅されることが知られており、「数倍以上の揺れになる」という。【岡田英、垂水友里香】
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