暗黒物質の謎に挑む 新宇宙望遠鏡、8月に打ち上げ NASA

2026/07/15 08:30 

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 宇宙の進化を左右しているとされる謎の物質「暗黒物質(ダークマター)」の正体解明や太陽系外惑星の大量発見などを目指し、米航空宇宙局(NASA)は8月30日、ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡を打ち上げる。稼働中の「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」とともに、宇宙の地図を大きく塗り替える成果が期待される。

 名称は、1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡の開発を主導し「ハッブルの母」と呼ばれるナンシー・グレース・ローマン博士(1925~2018年)にちなんでいる。主鏡の直径は、ハッブル宇宙望遠鏡と同じ2・4メートルだが、視野は100倍以上も広い。

 宇宙では、本来直進する光がゆがむ「重力レンズ」という現象が見つかり、その原因として暗黒物質の関与が指摘されている。従来にない広範囲で網羅的な撮影を実施し、大量のデータを得ることで暗黒物質の実像に迫る計画だ。

 また、これまでに6000個以上の存在が確認された太陽系外惑星について、新たに10万個を発見することも目指している。

 主要機器の寿命は5年と見込んでいるが、延長して使用することも可能としている。米スペースXのロケット「ファルコンヘビー」に搭載され、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられる。【田中泰義】

毎日新聞

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