白砂の渚に歓声戻る 能登・鉢ケ崎、震災後3年ぶり海開き

2026/07/19 10:39 

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 能登半島地震後、閉鎖していた石川県珠洲市蛸島町の「鉢ケ崎海水浴場」で18日、3年ぶりの海開きがあった。ほとんどの小中高校で夏休みが始まったこの日は、あいにくの曇り空だったが、県内外の3組20人余りが「日本の渚(なぎさ)100選」にも選ばれた白砂青松の海で歓声を上げた。

 2泊3日で能登を訪れた東京都目黒区の公務員、平松邦康さん(38)は「評判通りの透明度と遠浅の海で、5歳と3歳の娘と両親も存分に楽しめる。珠洲焼資料館や輪島市の千枚田も周遊し、地震と豪雨からの復興を確かめたい」と日焼けした顔をほころばせた。

 石川県によると今年は県内12カ所で海水浴場を開設。震災の被害を受けた奥能登では、能登町五色ケ浜、七尾市能登島・八ケ崎海水浴場の3カ所で海開きを予定。鉢ケ崎では「海の家」「ケビン」が損壊するなどして24、25年は開設を見送ったが今夏、県内外のボランティアが清掃奉仕、上下水道が修復した北側に簡易シャワー、トイレ、更衣室15ブース(使用料無料)を設置し、この日を迎えた。

 鉢ケ崎リゾート振興協会の鴨谷欣治さん(57)によると、遊泳可能なのは幅50メートル、沖合50メートルと震災前の半分の規模。それでも「能登に行っても良いのかなと考えている家族連れや若者にマリンスポーツを満喫してほしい」と話し、震災前の4分の1程度の2500人の誘客を見込む。

 海水浴場は8月17日までの午前9時から午後4時、監視員3人体制で開設。【中尾卓英】

毎日新聞

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