「産後うつがつらかった」長男殺害の母に猶予判決 さいたま地裁

2026/07/22 15:06 

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 生後4カ月の長男を溺死させたとして殺人罪に問われた無職、小竹初音被告(40)に対し、さいたま地裁(品川しのぶ裁判長)は22日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役4年)を言い渡した。

 起訴状などによると、小竹被告は2025年4月21日、埼玉県戸田市の自宅で、生後4カ月の長男、茅陽(ちひろ)ちゃんを浴槽の水に沈めて溺死させた。

 小竹被告は同日、心肺停止状態の長男を抱えてJR戸田駅構内にいるところを警察官に発見された。「産後うつがつらかった」と供述し、精神鑑定を担当した医師の証言によると、25年2月中旬には発症していたとみられる。公判では責任能力の有無が争点になっていた。

 検察側は論告で、小竹被告が犯行前後の言動について「やってはいけない行為だと分かっていた」と指摘。殺害後に事件が発覚しないよう浴室を掃除するなど一定の合理的な行動があったと主張した。産後うつの影響はあったものの、責任を一部問える心神耗弱状態だったとして、懲役4年を求刑した。

 一方、弁護側は、小竹被告の犯行前後の行動は不合理な点が多く「(犯行は)自らの意思ではなかった」と主張。産後うつの影響で「電車に飛び込んで死にたい」という考えに取りつかれており、責任能力がない心神喪失状態にあったとして無罪を主張していた。【板鼻歳也】

毎日新聞

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