あっせん対価を保釈金に充てたか 海外臓器移植で元理事を再逮捕

2026/07/28 18:23 

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 元NPO法人理事らが関与したとされるカンボジアでの臓器移植有償あっせん事件で、警視庁などの合同捜査本部は28日、一般社団法人「国際医療相談室」の実質的代表者、菊池仁達(ひろみち)容疑者(66)を別の患者に対する臓器移植法違反(有償あっせん)容疑で再逮捕した。手術を仲介する対価として850万円を受け取り、有罪判決を受けた臓器移植無許可あっせん事件の保釈金に充てていたとみられる。

 再逮捕容疑は2025年5月、千葉県の60代男性にカンボジアの首都プノンペンにある病院で腎臓移植手術を受けさせ、あっせんの対価として4万ドル(572万円相当)と279万円を受け取ったとしている。警視庁は認否を明らかにしていない。

 警視庁によると、男性は21年から腎臓を患い、人工透析を受けてきた。25年1月に菊池容疑者に移植手術の仲介を依頼し、手術直前には現地で13万5000ドル(1930万円相当)を中国人コーディネーターに渡したという。

 菊池容疑者からは「術後のケアも万全」と説明を受けたが、帰国後に紹介された二つの病院から治療を断られ、自分で10近い病院を訪ね歩いていた。

 菊池容疑者はNPO法人「難病患者支援の会」理事だった23年3月にベラルーシでの腎臓移植を無許可であっせんしたとして起訴され、懲役8月の実刑判決が確定後の26年1月に収容された。その間、3回にわたって保釈請求をしており、男性から受け取った対価の一部は知人に立て替えてもらっていた保釈金計1800万円の支払いに充てたとみられる。

 警視庁は菊池容疑者が相談室を設立した24年3月以降、患者5人から計4500万円以上を受け取ったとみて調べる。【洪玟香】

毎日新聞

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