元特捜検事「信用失墜」で懲戒免職 元容疑者の女性と性的関係

2026/07/29 14:01 

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 東京地検特捜部の捜査で取り調べた元容疑者の女性と性的な関係を持ったとして、法務・検察当局は29日、特捜部の主任だった西田将仁検事(48)を懲戒免職処分にした。関係者の事情聴取のため公費で押さえたホテルに女性を呼び寄せて宿泊するなどしており、重大な信用失墜行為に当たると判断した。

 関係者によると、西田検事は2021年から約4年半、特捜部に所属。23年11月に発覚した自民党派閥裏金事件で現場の捜査を指揮する主任検事も務めた。既婚者だが、裏金事件とは別の事件で女性の取り調べを担当し、捜査の終了後から関係を持ったとされる。

 検事は最高検などの調査に対し、女性と不適切な関係を持ったことを認めているという。女性が関与した事件は複数の関係者が立件されて有罪判決が確定した人もいるが、法務・検察当局は検事と女性は捜査の段階では深い関係になっていなかったとみている。

 今年3月ごろに外部から情報提供を受けて最高検などが調査を開始。24年7月に政治家による公職選挙法違反容疑などの捜査で事件関係者を事情聴取するため、特捜部が公費で用意した東京都内のホテルに検事が女性を呼び寄せていたことが判明した。関係者の聴取が終わった後に一緒に宿泊していたという。

 事件関係者とプライベートで交友関係を持つことは捜査の公平性に疑念を抱かせるため、一線を引くことが常識とされる。法務省は25年10月、取り調べを担当した参考人から事件終結後に複数回にわたり飲食を伴う接待を受けた千葉地検の30代の男性検事を停職10カ月の懲戒処分とし、検事は辞職している。

 25年12月には、他人の前科情報を交際していた女性に漏らしたとして、国家公務員法(守秘義務)違反で略式命令を受けたさいたま地検の男性検事(35)が懲戒免職処分となった。既婚者だった検事は独身を装って女性と交際していた。職務上の行為による免職処分は、10年の大阪地検特捜部による証拠改ざん事件以来だった。【五十嵐隆浩、佐藤緑平、後藤佳怜】

毎日新聞

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