被爆バイオリンとホロコーストバイオリン、長崎原爆の日に諫早で

2026/08/03 08:15 

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 長崎原爆の日(8月9日)に諫早市で、広島で被爆し後に修復された「被爆バイオリン」と、アウシュビッツ強制収容所で亡くなった人が洋服だんすに隠していた「ホロコーストバイオリン」による平和祈念コンサートが開かれる。

 出演は同市出身でバイオリンとビオラ奏者の吉田藍さん(24)ら3人。桐朋学園大学を卒業、東京女子管弦楽団員の吉田さんは、平和への関心が高く、2022年にロシアによるウクライナ侵攻が始まった時、大学の仲間とチャリティーコンサートを企画し収益金を国連児童基金(ユニセフ)に寄付した。

 今年4~5月にはヨーロッパ5カ国で、被爆バイオリンとホロコーストバイオリンによるコンサートツアーを開催した。スペインの内戦で大規模な無差別空爆を受けた町、ゲルニカでは追悼式典で演奏。「これからも平和のメッセージを伝えてほしい」というメールをもらった。ポーランドではホロコーストを生き延びた人にも演奏を届けたという。

 諫早でのコンサートを前に7月24日、大久保潔重市長を表敬訪問した吉田さんは、バイオリンで「長崎の鐘」を披露した。取材に「長崎県民にとって大切な日に演奏できて、身の引き締まる思い。人々が憎しみを持たず、平和に生きていく一助になれたら」と話した。

 コンサートは諫早市本町のARCH(旧十八銀行諫早支店)で。午後5時から短編映画「CITIZENs~戦わないという選択」を上映し、主演俳優の対談後、食事付きのディナーコンサート。事前申込制で8000円。コンサートは8日に浦上天主堂でもある。問い合わせは吉田音楽事務所(090・5929・1851)。【久保田修寿】

毎日新聞

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