熊本地震から1カ月 死者38人 今も約2500人避難、支援急務に

2026/08/28 06:01 

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 最大震度7の揺れが襲った熊本地震は28日、発生から1カ月となる。死者は災害関連死の疑いがある2人を含めて38人。インフラの復旧が進む一方、今も約2500人が避難所に身を寄せ、宿泊施設への2次避難が決まっていない人も多い。猛暑が続く中、復旧から取り残された被災者の支援が急務となっている。

 地震は7月28日午後4時27分ごろ発生し、熊本県宇城市や氷川町で最大震度7を観測した。人的被害は死者38人を含め計402人。爆発事故が起きたイオンモール熊本(嘉島町)では従業員7人が死亡し、イオンは事故調査委員会を設置して原因を調べている。日本製紙八代工場(八代市)では高さ80メートルの煙突が倒壊して社員ら9人が亡くなった。現在、煙突の撤去作業が進められており、原因は有識者による調査委が調べる方針。

 10年前の熊本地震の災害関連死は223人と直接死の4倍以上に上ったが、今回の災害関連死疑いは現時点で2人にとどまっている。前回地震に比べて避難者が少ないことに加え、災害関連死につながるエコノミークラス症候群や熱中症対策の啓発を強化したことが影響したとみられる。ただ全容は分かっておらず、今後増える可能性もある。

 JR九州は27日、一部区間で運行見合わせが続く九州新幹線について9月18日に全線で運行を再開すると発表。九州道も8月中旬に全線で通行を再開した。国土交通省によると、熊本県内を中心に最大約10万8000戸に上った断水は約300戸まで減った。

 一方、住宅被害は推計で4万2222棟に上り、手つかずのままの倒壊家屋も多い。避難者は最大で1万人を超え、今も2460人が避難している。民間の宿泊施設を一時的な避難先とする2次避難が決まった件数は希望総数の3割強にとどまり、希望者の多くが避難所生活を余儀なくされている。【黒澤敬太郎、久野洋】

毎日新聞

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