よど号ハイジャック 国際手配の赤木志郎容疑者、平壌で死亡か

2026/09/16 20:28 

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 1970年の日航機「よど号」ハイジャック事件に関与したとして国際手配されている元赤軍派メンバー、赤木志郎容疑者(78)について、よど号グループを支援する「『かりの会』帰国支援センター」が16日、「(亡命先の)北朝鮮で死亡したとの情報が寄せられた」と明らかにした。警察当局もこうした情報を把握しており、確認を進める模様。

 センターの山中幸男代表(77)によると、赤木容疑者は9月12日に心不全のため平壌の病院で死亡した。現在も平壌で亡命を続けるメンバーの一人から関係者を通じて山中代表に連絡があったという。

 ハイジャック事件は、70年3月31日に発生。羽田発福岡行き日航機「よど号」(乗員・乗客129人)が、過激派の赤軍派メンバー9人に乗っ取られ、乗客らは福岡空港と韓国・金浦空港で解放された。メンバーは当時の運輸政務次官を代わりに乗せ、4月3日、北朝鮮に入り投降した。国内初のハイジャック事件で、9人は国外移送目的略取・同移送、強盗傷害容疑で国際手配された。

 赤木容疑者以外の一部メンバーは83年7月の有本恵子さん拉致事件にも関与した疑いがあり、結婚目的誘拐容疑でも国際手配されている。

 メンバーらは平壌にある施設「日本人村」で生活。一時は家族も含め計30人以上が暮らしていたという。だがリーダーの田宮高麿元容疑者は95年に北朝鮮で死亡し、メンバーの妻や子供らも大半が帰国している。赤木容疑者の死亡で現在も北朝鮮にいるのは5人とみられる。

 赤木容疑者はハイジャック事件に関与したとして強盗傷害や国外移送目的略取・同移送容疑で手配されたまま、国外逃亡により時効が停止した。赤木容疑者は2002年に国際電話で毎日新聞の取材に複数回応じ、拉致事件への関与を否定。「投降的な帰国はありえない」などと話した。

 また、17年にユーチューブに投稿されたインタビュー動画では「過去を振り返れば、日本のために何かやろうとした。だめだったけどね。朝鮮は日本が植民地にした国だから、そこに行くのはいいことだと考えた。ただ格好良いという価値観」と語っていた。【最上和喜】

毎日新聞

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