大谷翔平「50-50」達成 地元市役所に横断幕、号外で祝福ムード

2024/09/20 17:55 

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 米大リーグ史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した岩手県奥州市出身でドジャースの大谷翔平選手の快挙をたたえ20日、奥州市役所が建物の外壁に横断幕を設置した。岩手県内では新聞号外も配られ、地元出身のスターへの祝福ムードに包まれた。

 「祝 MLB史上初の快挙!! 大谷翔平選手 50本塁打50盗塁」と書かれた縦1・2メートル、横10メートルの横断幕が同日午後に掲示されると、見ていた人から拍手が起きた。

 横断幕の準備を担当したのは同市生涯学習スポーツ課の鳥海友紀さん(44)。完成したのは前日のことで「記録達成は『来週ぐらいかな』と思っていた」と明かし「うれしいし、驚き。予想を超える活躍をしてくれて、さすが大谷さんだと思います」と笑った。

 市役所1階には大谷選手の活躍を願い、本塁打数と盗塁数も表示されており、この日は最新の51本塁打、51盗塁に更新された。県内外から市役所に「おめでとう」と約10件のお祝いの電話までかかってきたという。

 この日は秋季高校野球岩手県大会が開幕し、盛岡市のきたぎんボールパークなど2球場で試合があった。県高野連の瀬戸和彦会長は取材に「岩手県の高校球児だった大谷選手が世界トップクラスの活躍をしていることは大変誇らしい。想像を超えるプレーで今、岩手で野球をしている児童・生徒にも夢を与えていると思う。ワールドシリーズに出て、MVPをとってほしい」と今後の活躍を期待した。【釣田祐喜、佐藤岳幸】

毎日新聞

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