憧れのプロは「かっこいい」 阪神・坂本捕手が古里で少年野球教室

2025/01/07 16:07 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 プロ野球・阪神タイガースの捕手、坂本誠志郎選手(31)が、出身地の兵庫県養父市であった少年野球教室で指導した。捕球姿勢や送球時の脚の動きなど、小学生球児は憧れのプロ選手が見せる一挙手一投足に見入った。

 坂本選手は養父中、大阪・履正社高、明治大を経て2015年のドラフトで阪神に入団。野球教室は、翌16年に発足した後援会(養父市)の招きで7年ぶり3回目が実現した。

 会場の市立全天候運動場には4日、市内6チームの男女選手約80人がユニホーム姿で集まった。坂本選手はノックの捕球では「頭が下がり腰高になっている。腰を落として顔を上げて」と、実際の動きを繰り返し見せた。

 高柳パワーズの高柳小5年、三方虹星(こうせい)さんは「頭が下がってしまうことがあるので、教えてもらってよかった。かっこいいと思った」と話していた。

 教室終了後、坂本選手は「元気に楽しく野球をすることが一番だ。できる、できない、はあっても一生懸命したらいい。野球でなくても同じと思う」と話した。

 新シーズンへ向け、巨人に競り負けた2024年の首位争いを念頭に「勝てなかった悔しさが今も残る。攻撃も守備もチームに貢献して、優勝という言葉にできないほどのあの瞬間を再び手にしたい」と意気込みを語った。【浜本年弘】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>