プロ野球は１日、沖縄、宮崎両県で１２球団がそろってキャンプインした。

　曇り空の下、２年ぶりのセ・リーグ優勝と日本一を目指す阪神は、今季から指揮を執る藤川球児監督のもと、沖縄・宜野座村で始動した。午前１０時前に始まった歓迎セレモニーでは、大勢の観客が「六甲おろし」に合わせて手拍子する中、選手らが整列。最後に藤川監督が登場すると大きな拍手が起きた。当真淳・宜野座村長は「今年は巳（み）年。沖縄で蛇といえばハブ。選手やチーム、ファンが一日一日素晴らしい日になるよう願い、Ｈａｖｅ（ハブ）　ａ　ｎｉｃｅ　ｄａｙ」と激励の言葉を贈った。

　藤川監督は「岡田（彰布）前監督の『アレ』以来の素晴らしい言葉」と笑顔で受け止めつつ、「この１カ月、最高の準備をします」と気を引き締めた。

　オープン戦は２月２２日から始まり、３月２３日まで。公式戦はセ、パ両リーグとも３月２８日に開幕する。【荻野公一】