卓球Ｔリーグの岡山リベッツは３０日、海外のオンラインカジノサイトを巡る賭博容疑で書類送検された元日本代表の丹羽孝希選手（３０）について、同日付で契約を解除したと発表した。チームの羽場誠代表取締役と白神宏佑監督は減俸処分になった。

　羽場代表取締役は岡山市内で記者会見し、「プロ選手として子どもたちへの悪影響を考慮した」と解除理由を説明した。

　会見に同席した白神監督は、２９日に電話で丹羽選手から聞き取りをした際、本人が事実関係を認めたことを明らかにした。丹羽選手はネット広告をきっかけにオンラインカジノの利用を始めたと話していたという。

　丹羽選手はオリンピックに３大会連続で出場し、２０１６年リオデジャネイロ大会では団体銀、２１年東京大会では団体銅のメダルを獲得した。【平本泰章】