高橋大輔、宇野昌磨ら華麗に 引退後初の織田信成も アイスショー

2025/02/21 16:59 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 フィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド東京公演」が21日、西東京市のダイドードリンコアイスアリーナで始まった。先月の国民スポーツ大会(国スポ)冬季大会を最後に2度目の現役生活を終えた織田信成さんや、男子で世界選手権を2連覇した宇野昌磨さん、シングルとアイスダンスで活躍した高橋大輔さんらがゲスト出演し、氷上を彩った。

 引退後、初のアイスショー出演となった織田さんは新プログラム「Send In the Clowns」を舞った。ピエロのメークと衣装を身にまとい、ゆったりした曲調に乗せて5本のジャンプを披露。国スポの翌日から練習を積み重ねた演技を終え、「解放されたような気持ちで。改めてファンの方への感謝の気持ちを込めて滑れたと思います」と話した。

 国スポの演技は満足のいく内容ではなかったといい、「悔しくて、もう一回試合に出ようかと思うことも実はあった。試合の緊張感やせめぎ合いへの寂しさはすごくある」と口にした。それでも「この(復帰後の)2年間、本当に楽しく滑らせてもらえたので。その楽しかった思いや勉強になった部分、糧になった部分を今度はアイスショーで返していけたら」と決意を新たにしていた。

 宇野さんは現役時代に使用した「I Love You Kung Fu」を演じたほか、アイスダンスでカップルを組んだ村元哉中さん、高橋さんも華麗な演技を披露した。ミュージカル「スクール・オブ・ロック」をテーマとしたプリンスアイスワールドチームの演目には、宇野さんと高橋さんがサプライズで登場。宇野さんは生徒役でスピンを、高橋さんはコーチ役でステップを披露し、観客を沸かせた。公演は24日までの4日間行われる。【玉井滉大】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>